Dreams 快眠CDのメカニズム
〜良い睡眠のための豆知識〜

—眠りって何?—

図1

 眠りは単なる休息時間ではありません。眠りには大切な役割があります。例えば、子供の体を大きくさせる成長ホルモンは、昼間はほとんど分泌されず、睡眠の前半にのみに分泌されます(図1)。だから「寝る子は育つ」のです。成長ホルモンは大人にも分泌されます。大人では、古くなったり、壊れたりした細胞を新しい細胞に再生させる作用があります。例えば、紫外線で壊れた皮膚の細胞は、眠っている間に新しい細胞に生まれ変わります。

 ヒトの頭の中には、体内時計と呼ばれている時計があります。この時計の中では、時計遺伝子と呼ばれている遺伝子が正確に時を刻み、様々なホルモンの分泌タイミングを決めています。コルチゾールは、体内時計により制御され、朝に分泌が多く、日中は徐々に分泌が減り、夜間に最低になります。夜中の3時頃から再び分泌が始まり、早朝に多く分泌されます。ヒトは基本的には、ブドウ糖をエネルギー源として使っています。ブドウ糖は一番燃えやすいエネルギーなのです。コルチゾールは、体に蓄積されたグリコーゲンや脂肪をブドウ糖に変えるホルモンです。ヒトは眠りに入ると食事が取れなくなります。夕食や夜食で摂ったブドウ糖を睡眠中に使い切ってしまうと生命を維持するエネルギーがなくなってしまいます。そこで、睡眠の後半ではコルチゾールが積極的に分泌され、体に蓄積されたグリコーゲンや脂肪をブドウ糖に変えて、体を維持しているのです。つまり、睡眠の後半では自然にダイエットが行われているのです。

 メラトニンは、欧米で自然食品として販売されていますが、摂取すると眠気が出ます。メラトニンは、脳で作られるホルモンで、このホルモンが分泌されると眠くなり、分泌が終わると目が覚めます。メラトニンも、体内時計によりコントロールされ、夜になると分泌が始まり眠りへと誘い、夜間は高いレベルを維持し睡眠を持続させ、早朝からは分泌が減り心地よい目覚めを導きます。

 体温も、メラトニンと同様に体内時計により制御されていますが、メラトニンとは逆に日中高く、夜間に低くなります。ヒトは高い体温が低くなる時に目が覚めます。体温の変動もよい睡眠と心地よい目覚めを導くよう働いているのです。

 このように、睡眠は単なる休憩時間ではなく、重要な役割があるのです。

—成長ホルモンはいつ分泌される?—

 睡眠には夢をみるレム睡眠と、夢をほとんどみないノンレム睡眠があります(図2)。レム睡眠は約90分ごとに出現し、早朝3時から6時の間に多く出現します。レム睡眠は、主に精神の安定に関係しているといわれ、ストレスがかかるとその量が増えます。ノンレム睡眠は、段階1から4まであり、段階3と4が深い睡眠といわれています。深い睡眠は寝付いてから3時間に多く出現し、睡眠の後半には出現しません。成長ホルモンは、この深い睡眠が現れる時に分泌されます。そこで、成長ホルモンが出現する床に入ってからの3時間が大変重要な睡眠になります。深い睡眠は、良い睡眠環境が整っていなければ出ません。さらに、深い睡眠は年齢を重ねる毎に減ってきますので、20歳を超したら睡眠環境に気を使う必要があります。睡眠の前半は、細胞の新陳代謝を促す成長ホルモンが分泌されカラダのメンテナンスを行い、睡眠の後半は、レム睡眠が出現して心のメンテナンスを行っているのです。

図2
図2

〜Dreams“夢”〜

 広辞苑によれば、“夢”には「睡眠中にもつ非現実的な錯覚」と「将来実現したい願い」という二つの意味があると記されています。私たちは、睡眠中に見る“夢”の中に、将来実現したい“夢”が込められていると思っているのかもしれません。今は、将来に対して希望に満ちあふれた“夢”を抱くことが難しい時代になっています。音楽によって、心地よい眠りへと誘い、すっきりした目覚めをむかえ、希望に満ちあふれた“夢”を見ることによって、明日への活力としていただければと思いアルバム作りに協力しました。

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《睡眠導入実験の様子》

快眠CD「Dreams」シリーズ、2枚組ボックスセットも好評販売中!!

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HUCW-10501-2
価格:4,762円(税別)
選曲・監修:古澤 巌

“最後まで聴けないCD”として好評を博し、第1作の「Dreams」は第22回ゴールドディスク大賞を受賞!
シリーズ2作品をセットにした「Dreams Box」は、本作品の製作にあたり睡眠実験を担当した医学博士・遠藤拓郎先生の睡眠解説ブックレット付きのスペシャルパッケージです。
このDreamsシリーズは当初、海外旅行の悩みである、「機内でいかにぐっすり眠るか?」をテーマに研究・開発されましたが、海外旅行者以外の方々にもご好評いただき、快眠をサポートするアイテムとして多くの方に愛聴されています。

 「Dreams」も「DreamsⅡ」も、厳選された12曲に対して、約170回の睡眠実験を繰り返して、眠るまでの時間を測定しました。曲が始まって約1分で眠る曲もありましたが、平均では6分半で眠りにつきました(図3,4)。曲を「魅力的で想像力をかきたてる曲」、「リラックスして、こころを落ち着かせる曲」、「心地よい眠りへといざなう曲」に分類し曲順を決めました。アルバムは3曲構成になっていて、1,4,7,10曲目が想像力を高める曲、2,5,8,11曲目がリラックスさせる曲、3,6,9,12曲目が眠りへといざなう曲になっていて、3曲(約10分)でおやすみいただけるようにしています。例えば、月曜は1から3曲目、加養は4から6曲目、水曜は7から9曲目、木曜は10から12曲目と聞いて頂き、週末はCDを使わずにゆっくりして頂くようにすると、飽きずに繰り返し使用して頂けます。夜間は快眠CDとして、昼間はストレス解消・リフレッシュCDとしてご活用頂けます。

図3.「Dreams」の曲順と眠りやすさ
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図4.「DreamsⅡ」の曲順と眠りやすさ
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 「Dreams・DreamsⅡ」では、3曲構成の1曲目に、多少寝付きに時間がかかっても魅力的で想像力をかきたてる曲を入れています。明日への魅力的イメージがレム睡眠中の【夢】に反映されて、希望に満ちた朝を迎えられるよう願っております。

「Dreams」「DreamsⅡ」の詳細はこちら 》