鈴木 慶江

国内外における数々の受賞を経て、2002年ミラノ、東京、大阪でリサイタル・デビュー。
同年発売のデビューCD「Fiore(フィオーレ)」がクラシック界では異例の大ヒットとなり、同年大晦日のNHK「紅白歌合戦」、続けてNHK「ニューイヤー・オペラコンサート」共に初出演を果たし、温かみある歌声、華やかな舞台姿を日本中に印象づけた。

神奈川県横須賀市出身。浦賀小学校、浦賀中学校、県立横須賀大津高校を経て、東京藝術大学及び同大学院オペラ科修了。
第18回飯塚新人音楽コンクール大賞受賞。第29回イタリア声楽コンコルソ第1位ミラノ大賞受賞により、イタリアのG.ニコリーニ国立音楽院に推薦留学。
以後ミラノと日本を往復しながら音楽活動をスタート。ミラノでは、モーツァルト『フィガロの結婚』の伯爵夫人、『ドン・ジョヴァンニ』のドンナ・アンナ役で出演、好評を博した他、数々の国際コンクールで最高位を受賞。
第31回ベッリーニ国際声楽コンクール(イタリア)で最高位受賞した折のベッリーニ歌劇場での特別演奏会は各紙に絶賛される。
ヴェネチアのビエンナーレ会場でのリサイタル、スロヴァキア・フィルの「第九」、アッシジの聖フランチェスコ大聖堂で献歌する等、幅広い活動を続けている。

2007年に帰国後も、オペラ出演、オーケストラとの共演、全国各地でリサイタルを展開。様々なアーティストとのコラボレーション、「ニュースステーション」「NHKスタジオパーク」「題名のない音楽界」「僕らの音楽」など報道番組を含む多くのテレビ・ラジオへの出演の他、シャンパーニュ騎士団「シュバリエ」に叙任(2007年)、YEBISUビール(琥珀エビス2008年)を始め多くのCMソングを提供、Panasonicデジタル一眼レフカメラLUMIX G1のCMに女流一眼隊の一人として出演(2008年秋から2010年春)など、多方面にわたるアクティブな活躍が話題を集めている。

社会貢献活動にも積極的で、日本各地の小学校でオリジナルの教育プログラム活動を行う他、日伊文化交流の為のコンサート等も企画プロデュース、チャリティー活動は学生時代から様々な公演を行っており、東日本大震災後の復興支援チャリティ公演には、天皇 皇后両陛下がご臨席された2011年5月をはじめ精力的に出演し、今も活動を続けている。
多くのオペラに出演する中、近年では、ワーグナー「妖精」ローラ役、ビゼー「美しいパースの娘」キャサリン役、アルファーノ「シラノ・ド・ベルジュラック」ロクサーヌ役等々の日本初演公演に出演、2012年6月には、マスネの歌劇「エロディアード」日本初演でサロメ役を歌い、この初演を大成功に導いた。
3月8日の「国際女性の日」に合わせ、2007年から毎年3月に開催しているこの「ミモザの日」コンサートは2016年で10回目を迎え、今では東京の春の恒例公演となっている。
EMI Music Japanと専属契約を結び、現在まで5作のCDと多くのコンピレーションCDをリリース。 2016年3月2日にHATSレーベル移籍第一弾アルバム『The 15th Anniversary OPERATIC FANTASY~Norie Suzuki Best Selection~』が発売決定!

2003年神奈川県スポーツ文化未来賞受賞。2006年より横須賀大使。フランスよりシャンパーニュ騎士団「シュバリエ」叙任。東邦音楽大学特任講師。